この記事をまとめると…
- 日東駒専ですら学歴フィルターに引っ掛かる時代が来た
- 前提として、収入の高い企業に就職するために大学がある
- Fラン大学を卒業すると、低収入になりやすい
- 奨学金を返済できない大卒の人が社会問題になっている
- つまり、就活に力を入れるか退学するしか選択肢はない
私は大東亜帝国以下がFラン大学だと考えています
その理由は、大東亜帝国以下のレベルの大学は、大学としての目的を果たせていないからです
いきなりそんなことを言われて困惑する方もいると思うので、早速解説に入ります
今回解説する内容は
- なぜ大東亜帝国がFランク大学なのか
- Fラン大学で勉強することのリスク
- Fラン大学の生徒はどうすれば良いのか
以上3つについて解説していきます
目次
なぜ大東亜帝国がFランク大学なのか

1.日東駒専でも学歴フィルターに引っ掛かるから
学歴フィルターとは企業が採用する学生を、大学名で選別する行為のことを指します
2015年の6月のX(旧Twitter)から発覚しましたが、その内容はゆうちょ銀行の業界セミナーの残り席数の表示が、登録した大学によって異なるというものでした
他にも学歴フィルターが発覚した事例は複数あります
下の画像を御覧ください

つまり就活の結果は、大学で何を学んだのかではなく、卒業した大学によって左右されるようになっています
この傾向は現在も続いていて、東洋経済オンラインで報道されています
2021年卒業予定の就活生に「企業の学歴フィルターを感じたことがあるか」を聞いたところ、約半数(文系51%、理系43%)があると回答している。理系では4割強にとどまっている。
東洋経済オンライン
ゆうちょ銀行の学歴フィルターは日本大学へ設けたものでした
日東駒専でも学歴フィルターに引っ掛かるのなら、大東亜帝国だと更に引っ掛かることが想像できると思います
2.有名企業へ就職できるギリギリのラインが日東駒専だから

東洋経済オンラインの「有名企業への就職に強い大学」トップ200校を参考にすると、大学ごとの順位はこのようになっています
日東駒専の場合
順位 | 大学名 | 卒業生 | 有名企業就職率 |
102位 | 日本大学 | 15,913人 | 1,177人 |
107位 | 東洋大学 | 6,169人 | 437人 |
150位 | 駒澤大学 | 3,266人 | 153人 |
138位 | 専修大学 | 3,668人 | 197人 |
大東亜帝国の場合
順位 | 大学名 | 卒業生 | 有名企業就職率 |
ランク外 | 大東文化大学 | データなし | データなし |
129位 | 東洋大学 | 6,094人 | 333人 |
194位 | 亜細亜大学 | 1,378人 | 47人 |
ランク外 | 帝京大学 | データなし | データなし |
ランク外 | 国士舘大学 | データなし | データなし |
このように、日東駒専と大東亜帝国で比較すると、東洋大学を除いて非常に順位が低いことが分かります
これらをまとめると、大東亜帝国より上のレベルの日東駒専でも学歴フィルターに引っかかることや、上記のランキングから大東亜帝国以下の大学からがFラン大学ということになります
後述しますが、この学歴フィルターがFラン大学になるか、ならないかの決め手になります
逆に学歴フィルターに引っかからない大学とは?

学歴フィルターに引っ掛からない大学のことを上位42校と呼びます
- 旧帝大
大阪大学・九州大学・京都大学・東京大学・東北大学・名古屋大学・北海道大学 - 関東国公立
お茶の水女子大学・埼玉大学・千葉大学・筑波大学・電気通信大学・東京外国語大学・東京工業大学・東京医科歯科大学・東京都立東京・東京農工大学・一橋大学・横浜国立大学・横浜市立大学 - 関東私立
ICU(国際基督教大学)・青山学院大学・学習院大学・慶応義塾大学・芝浦工業大学・上智大学・中央大学・東京理科大学・法政大学・明治大学・立教大学・早稲田大学 - 関西国公立
大阪外国語大学(現在は大阪大学の一部)・大阪市立大学・大阪府立大学・神戸大学・奈良女子大学 - 関西私立
関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学 - その他
名古屋市立大学

令和4年度では大学の数が807校あり、学歴フィルターに引っ掛からない大学の割合いは5%と非常に少ないです
ですが、学歴フィルターをどの大学から設けるかは企業ごとに変わります
特に外資系や日系大手の場合は、学歴フィルター42校を卒業しても学歴フィルターに通される可能性が高いので注意が必要です
Fラン大学の言葉の意味は複数ある

ここでFラン大学の意味を確認しましょう
Fラン大学という言葉は、様々な意味をもっています
- 偏差値が50以下
- 定員割れが起きている
偏差値が50以下(GMARCH以外)
こちらの意味は、ネットから流行り始めました
大学のほぼ半分はFランク大学という考えです
中にはGMARCH以下はFラン大学という声もあります
この意味のFラン大学は、入学のしやすさから判断していることが特徴です
我々大学生ではなく受験生に向けた言葉なので、あまり気にしてはいけません
定員割れが起きている
BF(ボーダーフリー)大学を省略し、Fラン大学と言われています
こちらが本来の正しい意味です
試験を受ける人が入学定員数を下回っていて、定員割れが起こり、試験の結果に関わらず誰でも入学できる大学のことを指します
こちらも入学のしやすさから区別しているのが特徴です
現在807校中、167校が定員割れの大学なので、1/5の大学で定員割れが起きています
卒業してもメリットが薄い、もしくは無い大学

この意味は私が作りました
「大東亜帝国以下の大学がFラン大学」という理由はこの意味から来ています
いままでのFラン大学は入学する難しさで区別してましたが、この意味は「大学を卒業するメリットの有無」から大学を区別しているのが特徴です
私は、大東亜帝国以下の大学は学歴フィルターに引っ掛かることからFラン大学と解説しています
学歴フィルターに引っ掛かる大学は、本来の大学の目的を果たせていません
なぜなら現在の大学は学問を学ぶところではなく、就職予備校として機能しているからです
大学に行く目的をアンケートで調査したところ、一番多かったのが「就職のため」でした
大学に入学した理由(複数回答)は、「就職のため」がもっとも多く50.0%、次いで「学歴の取得」47.4%、「学びたい学問、資格のため」40.5%、「やりたいことを見つけるため」33.6%、「教養・人間性をつけるため」27.6%、「みんなが行くから」19.0%、「なんとなく」9.5%が続いた。
https://resemom.jp/
しかし、学歴フィルターに引っかかってしまっては、就職予備校の機能すら無くなってしまいます
そのことが、大東亜帝国以下のレベルの大学がFラン大学である理由です

次はFラン大学生の就職先を解説します
Fラン大学生の主な就職先について

Fラン大学生に人気な就職先一覧
大学を卒業した学生の進路を公表している大学はありません
なのでどうしても憶測で考える必要があります
自分のFラン大学の情報だけではなく、Youtubeやブログなどで、Fラン大学に人気な就職をまとめた結果このようになりました
- 医療機関
- 介護施設
- 銀行クレジットカード会社
- 保険会社
- 飲食
- IT企業
Fラン卒に人気の就職先は年収が低い傾向に
これらFラン大学に人気の職種を、四季報で比べるとこのようなことが書いてあります

令和3年賃金構造基本統計調査から、20代の大卒の平均年収は400.7万円であり、そのことを考えると、Fラン卒に人気な就職先の年収が全体的に低くなっています
大卒になることで生涯年収が上がるデータはありますが、その考えは大学のレベルによって大きく異なるので参考になりません
つまり大学を卒業しただけではなく、就活に成功することで生涯年収が上がります
ですが上記の就職先には飲食、小売業、介護など、あまり大卒資格とは関係ない職種が多いのも事実です
奨学金を利用している方は注意

奨学金を利用している場合は、奨学金を問題なく返済できるほど給料が高い企業に就職する必要があります
ですが最近では、奨学金を返済できない方が問題になっています
この動画をまとめるとこのようになります
- 大学を卒業するも、体調を崩し教員を辞め非正規の事務職で勤務
- 月に17,000円の返済を18年間続けなければならない
- 奨学金を返済できるまでは結婚や子供を考えられない
奨学金を返済できない方の特徴は、介護、飲食、小売業界などの給料の低い企業に就職した人が当てはまります
上記で解説した通り、Fラン大学の就職先は年収低いです
つまり、Fラン大学の学生に人気の就職先は、奨学金を返済できるほど給料が高くありません
ここが一番の問題点であり、私が声を大にして伝えたいところです
Fラン大学に通う生徒はどうすればいい?

では現在Fラン大学に通う方はどうすればいいのかについて、解説します
就職に力を入れて卒業する
大東亜帝国がFランだと解説した理由は、学歴フィルターで収入の高い就職先に就職できないからと解説しましたが、絶対に就職できないわけではありません
全力で就活に取り組むことで、収入の高い企業に就職できる場合があります
下の動画を御覧ください
この動画を要約するとこのようになります
- 3年の6月から就活を開始したこと
- WebテストとESの対策を徹底したこと
- とにかく大手にエントリーしたこと
- 学歴フィルターは人柄をアピールして乗り越えたこと
このように逆にFラン大学で学んだことを武器にして面接に挑んでいます
この戦略はFラン大学でしか取ることのできない戦略ですよね
就活を早く始めると就職率UP

東洋経済オンラインによると、就活を成功させるには他の人よりも就活を早めに始める必要があります
そのため、2年生の2月頃から気になる業界を調査し始め、選考が解禁される6月に備えましょう
また、IT系やマスコミ、ベンチャー企業など、独自の計画で採用選考を進める企業もありますので、まずは行動することが大切です
就活を成功させたい方にオススメのサイト

このブログは就活を支援するブログではなく、退学する方法を中心にまとめているブログです
なので、就活に関係するブログを用意しました
気になる方は御覧ください
マイナビ
- 登録している学生が多い、規模が一番大きいサイト
- 「新卒採用サポネット」で採用レポートや統計資料が豊富
- とにかく就活を始めたいのならこれ
https://job.mynavi.jp/25/pc/toppage/displayTopPage/index
リクナビ
- 「採用成功ナビ|新卒」でノウハウや事例が掲載
- 診断サービスやOpenESなどのリクナビにしかないサービスが特徴
- マイナビの補助としておすすめ
https://job.rikunabi.com/2024/
ONE CAREER
- サイトが使いやすくて便利
- 中小企業より、有名企業や大企業中心に扱っている
- 大手企業にチャレンジしたい方にオススメ
OfferBox
- ベンチャー企業やスタートアップ企業などが幅広い
- マイナビとくらべ、業種を深掘りできる
- 会社と一緒に成長したい人におすすめ
動画で解説している通り、必ず就職できないわけではありません
しかし、人気企業に就職できる確率はGMARCHは25.8%なのに対し、大東亜帝国のレベルで6.3%と非常に低く、大東亜帝国よりも下のレベルの大学なら更に低くなります
つまり、就活する実力や自信がないと現実的ではありません
そこで退学することを提案します
なぜ退学する必要があるのか

大学の学費が非常に高額だから
卒業までに掛かる大学の学費は、国立でも約200万円、私立大学でも約450万円掛かります
偏差値の低い大学ほど学費が高くなる傾向にあり、大学によっては700万円必要な場合もあり、非常に学費が高いです
ですがその大学を中退することで、これ以上学費の出費をなくすことができ、3年に上がる前に退学できれば約100万円、200万円のお金を節約することができます
確かに学費が高くても、卒業して年収の高い企業に就職できればこの問題は解決できます
しかし、高卒の求人倍率が過去最高になっていることや、大卒の増加による価値の低下などから、高卒の人材が注目されています
なので、あえて高い学費を払って大学を卒業するよりも、退学して学費の出費を抑え、就職することが安定していると言えます
選択肢を狭める原因になるから

大学の学費が高額なので、逆に今後の人生の幅を狭めることもあります
上記で解説しましたが、奨学金の返済で結婚や出産をあきらめることや、ローンの審査にも影響を受けるので、車や家などが購入できなくなることもありえます
また最近は積立NISAが流行っていますが、返済で投資に回すお金が無くて将来に備えられないことも例に入ります
このように、借金があることで明らかにできることが減ってしまい、人生の幅が狭まります
そうならないようにするためにも、退学する必要があるのです
奨学金を借りる=高収入になる義務を背負うこと

奨学金を利用している人は約半分で、平均の借入額は324万円です
40代の平均貯蓄額の平均値が365万円なのを考えると、平均的な暮らしを送ると40代まで貯金ができないことが分かります
40代まで貯金ができないとなると、結婚や出産もできません
つまり、奨学金を利用して大学を卒業し豊かな生活を送るには、高収入になる必要があるということです
ですが、上記で解説した通り、Fラン大学の就職先は低収入な場合が多いです

以上が退学するべき理由になります
大学を卒業することで起こるデメリットについて、こちらの記事で解説しています
気になる方は御覧ください
退学に関してはこちらで大まかな流れを解説しているので、こちらもぜひご覧ください
大学に関係するQ&A
Q:学歴フィルターに引っ掛かる=Fランは違くない?
A:私は間違っていないと思っています
大学は無料で学べるわけではありません
100万円単位のお金が動く以上、大学に通うことは高額な投資です
その投資の成果を、収入という形で回収しなければなりません
また、大卒資格で就職の幅を広げることが目的なら、100万円以下で卒業できる通信制大学でも取得できます
そのことを考えると、Fラン大学で学ぶことだけが正解では無いと思いませんか?
Q:大学で学ぶ目的は就職だけではない!
A:確かにその通りです
Fラン大学に通う全ての学生の目的が就職のためではないことは承知してます
出会いや学問など大学で出来るものは様々でしょう
しかし、Fラン大学で出来ることは、SNSやインターネットの発達によって学生にならなくてもできるようになりました
また、大卒資格も通信制大学で取得できます
もうFラン大学でしかできないものは何もありません
そのために学費450万円を払えますか?
Q:親が学費を払っているから退学しなくて大丈夫?
A:親の経済状態を確かめるとGood
私立大学の場合だと学費が450万円で、この金額は50代の平均貯蓄額の中央値である350万円を大きく超えています
親が裕福で、学費を払える余裕が十分にあるのなら退学しなくても大丈夫でしょう
ですが、余裕がない場合は親のために退学するのも、一つの選択肢です
Q:退学したあとはどうすればいいの?
A:選択肢は6つあります
- 通信制大学に入学する
- 専門学校に入学する
- 就職エージェントを利用する
- 求職者支援訓練で資格を得る
- フリーター、ニートになる
このブログは大学を中退したあと、何をすればいいのかについても解説しています
フリーターやニートについても言及しています
気になる方はこちらからどうぞ
まとめ
今回はFラン大学の特徴と学生の進路について解説しました
ここで重要なのが、「このまま大学生活を送ることで、メリットを得られるか」という考えです
上記の解説はあくまでも傾向や平均的なデータを並べたものであり、一人ひとりの事情や成績、能力などは考えていません
現在この3つの理由から、学生の数が増え続けています
- 定員割れの大学が100校以上存在すること
- 奨学金で経済的な問題を先延ばしできること
- 大学に行けばなんとかなる風潮の存在
昭和の時代は学生に慣れるのは一握りでしたが、現在は全員が学生になれる時代です
大学生活が楽しいと感じたり、自分にとって有意義と思えるのなら卒業するべきです
しかし、ほとんどそう思わないなら、退学する
この大学を卒業しても何もメリットが無いと感じたら、退学する
このまま就活で成果をあげられそうにないなら、退学する
奨学金を返済できそうにないのなら、退学する
自分の現状を分析し、臨機応変に対応することがいちばん大切だと思っています
退学についてはこちらで解説しています
ありがとうございました!