大学で勉強するためには、高額な学費を払わなければなりません。
なのでつまらないと感じるならば、大学を離れ、別の進路に進むことも1つの選択肢だと思い、この記事を作りました。
大学を辞めることで得られるメリットもありますし、大卒になりたいのなら1/4の学費で卒業できる通信制大学に編入するという方法もあります。
なので今回は、「大学がつまらないと感じる理由」や「大学を辞めることで得られるメリット」について解説するとともに、辞めたあとの具体的な進路についても提案します。
大学生活がつまらないと感じる原因
講義がつまらない

大学で行われる講義の質、レベルは様々で、ぴったりだと思う学生もいれば、レベルが高くてついていけないと思う学生もいます。
また、担当する教授の中には、学生に学問を教えることではなく、研究に力を入れたいと思い、手を抜く教授もいるため、その教授の講義を受ける学生はつまらないと感じるのです。
ちなみに、「なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?」という書籍の内容をすこし引用すると、このようになっています。

大学の講義がつまらない理由は、真面目に講義する必要が薄いからです。
部活・サークルがつまらない

部活やサークル活動は、学生によっていちばん不特定多数の人とコミュニケーションを取れる場所です。
ですが、短時間で多くの人と交流することが苦手な学生や、サークル活動がほとんど無い・機能してないなどの閑散とした大学などはつまらないと感じる原因になります。
他にも、「奨学金を利用」「週に16時間以上の長時間のバイト」などに多くの時間やお金を取られている学生は、十分に活動を楽しめない原因になる可能性があります。
これらの対策は、部活・サークルを変えるなどの環境を変えることも一つの方法です。
しかし経済面の対策は、一筋縄ではいかないため、注意が必要です。
自腹で学費を払う学生は、雀の涙ほどの節約しかできない
広くて浅い交流関係がつまらない

大学生活は選択科目やゼミで別々の時間を過ごす場合が多いので、一人の学生と会える時間が短く、広く浅い付き合いが多くなるため、高校時代と比べ深い関係を築きにくいです。
「人間が付き合い続けられる親友の人数は、多くても5人が限界」という話があります。
そのことを考えると、大学で広く浅く人間関係を築き続けることは、人によって向き不向きがあります。
この浅い関係が増えてしまうことが、「大学はつまらない」と感じるポイントとなります。
バイトが忙しい
令和2年度 学生生活調査結果によりますと、バイトしている学生は8割を超えていて、週に10時間以上のバイトしている学生は約40%となっています。
労働基準法では、1週間に40時間を超える労働は違法とされています。
つまり、バイトしている学生の40%は、日常の大学生活に加え、労働している人の4分の1の時間分働いていると考えることができます。
そうなっては自分のやりたいことができる時間はありません
この忙しさが、大学生活がつまらなく感じることに繋がります。

大学の雰囲気が合わない
講義、部活・サークル活動、友達と遊ぶ、バイト、これらを同時にこなしていき、余った時間がやっと自分の時間になります。
他の学生と関わることが楽しいと感じるのなら、全く問題ありません。
しかし、これらを苦手とする人や一人の時間が楽しいと思う人は、大学の雰囲気が合わないことや、自分の時間のなさから、大学がつまらないと感じるのも自然なことだと思います。
また3年生からはゼミ、就活、卒論作成でさらに忙しくなるので、さらに自分の時間がなくなります。

ここまで学生生活がつまらないと感じる理由を解説しました。
学生でいられる時間は4年間と限られているだけではなく、大学を通うのにも学費が必要です。
そんな貴重な時間を「つまらない」という気持ちで過ごすのはあまりにもったいないと感じませんか?
そんな方へ、解決法を2つ提案します。
退学も1つの選択肢
大学の生活がつまらないと感じるのなら、私は退学を検討することをおすすめします。
大学を退学することで、大きな学費と時間を確保できるからです。
次のパートでは、退学することで得られるメリットについて解説します。
高額な学費を払わなくて良い

退学することで、学費として払う予定だったお金を確保することができます。
私立大学の学費は平均450万円ほどで、この金額は40代の平均貯蓄額を大きく上回る金額です。
それほどの金額を、つまらないと感じる大学にお金を払うなら、他でお金を使ったほうが良いと思います。
30万円あれば運転免許を手に入れられますし、50万円の金額があれば新生活を始めることができます。
必要以上にお金を使ってはいけませんが、できなかったことができるようになるのは間違いありません。
時間を確保できる
大学を退学することで、一時的でありますが時間を確保することができます。
自分はその時間で、大学生の頃ではできなかった時間の使い方をしてほしいです。
ですが、「ニートになって欲しい」と言ってるわけではありあせんよ!
中退してすぐに就活などを始めるのではなく、準備期間を設けないと就職に失敗する確率が高くなるからです。
そのため、着実にお金を稼ぐようになるために、焦らないことが大切です。
実は、ニートが近道になる場合があることも事実だったりする。
それについては後日に解説する予定です。
卒業してもほとんど意味のない私立大学が多い
こちらはメリットとは少し違いますが、解説させてください。
最近の私立大学では偏差値が低い大学が増え、偏差値が35~40の大学の数が去年は283校だったのに対し、今年は324校になりました。
私立大学が乱立されているのが原因ですが、このような大学は卒業しても年収の良い企業に就職できる確率は低く、学費も非常に高額になっています。

正直、「卒業してもほとんど意味がないため、退学してもデメリットは無い」という考え方です。
大学を辞めることでできなくなることはありますが、他で十分にカバーできます。
例えば、勉強なら書籍やYoutubeでもできますし、SNSの発達で大学にしかできないことも薄まりつつあります。
後述しますが、大卒資格の取得なら通信制大学で1/4の学費で取得できます。
大学にしかない唯一のメリットは、大手企業の総合職などの収入の高い企業に就職できることですが、偏差値の低い大学では学歴フィルターがあるので、メリットを受け取りにくいのが今の就活の現状です。

ストレスが軽減される
大学生活は、様々なストレスが同時にかかるということを説明しました。
ですが大学を中退することで、そのストレスが完全になくなります。
世間では大学を中退することに良いイメージを持ちません。
ですが、自分と合わない大学で精神をすり減らすより、臨機応変に中退することも大いに有りだと思います。
中退したあとの進路は大きく分けて6つあります。

詳細はこちらの記事で解説してますので、気になる方はこちらからどうぞ!
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上位の大学は退学しない方がいい
日東駒専よりレベルの高い大学は、収入の高い企業に就職できる確率が高いので、「つまらない」という理由で退学するのはおすすめできません。
しかし、うつ病などで精神的につらい思いをされていて、就活に挑めそうにない方は、退学することをおすすめします。
大学を中退することで得られるメリットと、デメリットはこちらで詳しく解説しています。
休学はおすすめしない
休学するにはお金と時間が必要
国立大学の場合は、休学期間中の学費を払う必要はありません。
しかし私立大学だと、休学中でも学費が発生する場合が多く、具体的な例だと帝京平成大学では1/2ほどの学費が請求されます。
そのため、半年間休学して30万円、1年間で60万円の学費が上乗せされます。
休学するときは、奨学金を停止させる手続が必要なのが面倒。
また、休学している間は単位を取得できません。
そのため留年が確定する場合が多く、休学している間の学費に加え、さらにもう1年分の学費が上乗せされます。
なので、私立大学で休学すると、約150万円以上の学費が上乗せされます。
問題を先延ばしにしてしまう
休学している間は精神的に落ち着けるかもしれません。
ですが半年ほど休みを貰っても、ストレスが解消されるわけではありません。
なぜなら休学は、問題の先延ばしをしているだけで、解決には繋がっていないからです。
「休める日はあと何日か」「復学したらどうなるのだろう」「就活でどう伝えよう」など考えてしまい、自宅で療養しているのにも関わらず、ストレスを感じます。

そうなってしまっては、大学に復帰してもすぐに休学してしまうことに繋がるかもしれません。
このように、休学することで必ずストレス解消に繋がるわけではありません。
復学したら、もっとストレスがかかる
復学したら、1つ下の学年と授業することになり、今までにできた同級生と会える機会がぐっと減ります。
交友関係をすぐに作れる人は問題ありませんが、復学した直後は一人でやり直す必要があり、休学する前よりもっとストレスのかかる学生生活を送ることになります。
楽に単位を取得するためには、ノートの写しや、ハズレの講義などの情報収集は大切です。
しかし休学から、人との関わりが疎遠になることで、収集する手段が減り、単位の取得が難しくなることも、ストレスの原因になります。

- 休学することは、お金と時間がかかること
- 休学してもストレスが解消される訳ではないこと
- 復学したら更にストレスがかかること
以上でこの3つから私は休学をおすすめしていません。
しかし大学を中退することのデメリットは、大卒資格を取得できないことにあります。
ならば、一般の大学より簡単に大卒資格を取得することが出来る通信制大学の編入を検討してみてはどうでしょうか?
次は大卒になりたい方に向けて、「通信制大学へ編入すればどうなるか」についてかいせつします。
大卒資格が欲しいなら通信制大学がおすすめ
通信制大学は入学試験がない

通信制大学は入学試験がなく、あっても面接試験で入学できる大学が多いです。
そのため、どの学生でも編入できます。
単位を引き継いでの編入もできるため、留年すること無く卒業することができるのも、通信制大学の良い点です。
ですが引き継げる単位には制限があり、大学で異なりますので、気になる大学のサイトから調べてください。
1学年に付き30単位の場合がほとんどです。
学費が非常に安く、奨学金の負担が減る
私立大学の学費は約450万円ですが、通信制大学の学費は約120万円ほどで卒業できます。
この金額は、上記で解説した休学で必要な金額を下回っています。
非常に学費が安いので、編入することで学費の節約ができ、奨学金を利用されている学生なら、奨学金の負担も大きく減ります。
下の画像は、編入することで節約できる学費を学年別でグラフにしました。

2年次の編入で約250万円、3年次は約150万円、4年次は80万円の節約となっています。
また、アディーレ未来創造基金の行ったアンケートから、奨学金の利用が確実に負担になることがわかってます。
そのため通信制大学に編入することで、返済の負担を大きく減らすことは、20代を楽しくすごすためには大切だと私は思っています。

通学時間が大幅に減る

通信制大学はリモート講義が大半を占めるので、通学する回数も大きく減ります。
なかにはリモート講義だけで卒業できる大学があるので、通学する必要がなくなる場合もあります。
令和2年度学生生活調査結果では、自宅から通う学生の半分は、通学で2時間以上の時間を使っていて、満員電車になるとそのストレスは非常に大きいものとなります。
通信制大学に編入することで、その通学時間を自由に使えますので、ストレスが大きく減ります。
自分のペースで勉強できる

通信制大学に編入することで、動画を視聴するタイプの講義や、配布されるテキストで勉強するタイプの講義なら好きな時間で勉強することができます。
また、パソコンを使って講義するので、好きな場所で勉強することができます。
この好きな場所、好きな時間で勉強でき、大卒資格を取得できることは通信制大学の魅力であり、大きな特徴です。
一般的な大学より、卒業しやすい
他にも通信制大学のメリットはたくさんあり、必修科目がなく、自由に講義を選択できる大学があることや、卒業論文の作成が無いなど、一般の大学にはないメリットが多いです。
通信制大学の詳細はこちらで解説してますので、気になる方はぜひ御覧ください。
まとめ
以上で、大学がつまらないと感じるときの解決法を解説しました。
大学は無料で通えるわけではありません。
しかし大卒資格を取得することで生涯年収が上がることから、高い学費を払ってでも大学に入学する方がいます。
そんな方に伝えたいことがあり、大卒資格を取得することで必ず生涯年収が上がるわけではありません。
ここでは解説しませんでしたが、逆に4年間働いてないことで、大卒になることが生涯年収を下げる原因に繋がる場合があります。
生涯年収に直結するのは、良い就職先を捕まえることが大切です。
そのために就活をしなければ行けないのですが、まともに就活できる大学は本当に1握りしか無いのが現実です。
ならば損切をするつもりで大学を中退して、学費と時間を確保するのも1つの方法なのかなと思い、この記事を作りました。
ありがとうございました。