「退学したいけど、何をすれば良いのか分からない」と思う人はいませんか?
今回はそのような悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事の流れにそってタスクをこなしていけば、スムーズに手続きが進みますよ!
自分の体験談を踏まえつつ、退学するときの注意点など解説していきます。
記事前半は、退学までの手続きまで解説し、後半では補足説明で細かなところを解説しますので、是非参考にしてくださいね!
それでは本題に入ります。
また、このブログは「大学を退学してからでも、豊かな生活を送る」方法について解説してますので、よろしければ確認してください!
目次
退学届の提出までの流れ
まずは退学することを決めてから、実際に退学するまでの流れについて解説します。
退学するまでの流れはこの様になっています。
- 退学したいことを親に伝える
- 退学届を貰い、記入する
- 担任の教員と面談を受ける
- 奨学金を停止させる

退学したいことを親に伝える
大学を中退するには、ご両親が書いたサインを退学届に記入する必要があるため、説得することから始まります。
そのため、一度でもご両親と相談・説得する必要があり、ご家族によってはここがいちばんの課題になるかもしれません…。
まず最初は「大学を中退したいと思う理由」と「中退した後はどうするか」を話すと説得が通りやすくなりますよ。
詳細は下記に記載してますよー!
退学届を貰う
説得ができたら、次は退学届を手に入れます。
入手する方法は、教務課(総務課)に直接行って貰いますが、大学によって郵送でしか受け付けない場合もありますので、各大学のHPで確認すると確実ですよ!
また、奨学金を利用している方は「奨学金の停止の手続き」を行う必要があります。
特に4月・10月を過ぎてしまうと半年分の学費を請求されるので、スムーズに退学の手続きをする必要があります。

担任の教員と相談する
次は担任の教員と退学するための面談します。
ここで注意するべきことは「必要最低限なことしか話さない」ことです。
必要以上のことを話してしまうと、退学を引き止められる場合があるからです。
その場合は、本当に退学するべきかを考え直すのも大切なことですが、あまりにも時間が過ぎて新学期を迎えてしまうと、その学期分の学費を請求されるので、早めの行動を必要があります。
経験者は語る…!
必要事項を記入する
自分の名前や学籍番号などの必要事項を退学届に記入します。
特に退学の理由について記入する必要がありますが、「一身上の理由」と記入すれば問題ありません。
ですが書類に不備が見つかると、また大学に行く必要があるので気をつけましょう。

注意点①期限に間に合わないと除籍になる
これは非常に重要です。
退学するには、学費を払う必要があります。
そのことから、退学の手続きが長続きしてしまい、新学期を迎えた場合はその学費を払う必要があり、払えない場合は除籍になります。
私立大学だと約60万円の金額が請求され、新生活を始めるのに必要な金額は50万円必要なことを考えると、この金額を支払うのは今後の生活に影響を与えるので注意しましょう。
仮に除籍になった場合は、次の就職に多少の影響を受けますが「学費を払って中退するか、学費を払わずに除籍するかどちらかを選べと言われました」など、しっかりと説明すれば大丈夫です。
ですが、「退学証明書」を発行できなくなるから、できれば除籍ではなく退学出来るように手続きするといいよ。
注意点②退学する前にクレジットカードを申請する
退学する前にクレジットカードを入手することを強くおすすめしています
- 節約やお金の管理で必ず使う便利なツール
- 無料で利用できてポイントも貯まる
- 時短になるのでとっても便利!
などのメリットがあり、このブログのテーマである「退学してから豊かに暮らす」ために必要な道具でもあります。
申請には時間がかかるので、なるべく早めに申請したいところです。

クレジットカードについては、こちらで詳しく解説しています。
→【これだけ読めばOK!】生活の必須アイテム、クレジットカードを完全解説!
ここまで、退学までの流れを解説しました。
次はそれぞれの詳しい解説に移りたいと思います!
退学することを親に伝えるために
親のサインが無いと退学できない
退学は保護者のサインを必要とするので、退学するなら親への説得が欠かせません。
最初は「大学を退学したいと思う理由」と「退学した後はどうするか」を話すと説得が通りやすくなります。
もし、自分のなかに退学する明確な理由や、退学した後について説得できるなら大丈夫ですが、説得に困っている人のための例文をここで解説しますよ!

親への説得に成功するための例文集
説得が通らなさそうな場合は、「大学に在学することで起きるデメリット」を詳しく伝える方法がおすすめです。
親の世代は大学のレベルが平均的に高く、「とりあえず大学に入学すれば将来は安心」という考えが一般的でした。
ですが今は、大学への入学が必ず安心につながる状況ではなくなりつつあります。
「大卒でも収入が高くならない」
「高卒と大卒を比べると大卒の方が収入が高い」と聞きますが、大卒になれば必ず給料が上がるわけではありません。
厚生労働省によると大卒の初任給は225,000円で、高卒の初任給は179,000円となっています。
ですが正直に行ってしまうと、大卒の中にも収入が高い方と低い方に分かれていることも事実なんですよね…。
私の通っていた大学(Fランク大学)を卒業した方でも「飲食業界」や「小売業界」で働く人も多く、その場合は高卒の平均よりも低い給料で働く可能性もあります。
大卒の方は、4年間勉強しているので働く時期が遅く、高卒・中卒の方と同じ給料の職場に就職してしまうと、生涯年収が下がることも忘れてはいけません…。
収入の決め手になるのは「大卒か高卒か」よりも、「業界」で決まるので、退学を説得するときのカードとして覚えてください。
「高卒の求人倍率が過去最高」
高卒の有効求人倍率が3.49倍となり過去最高となりました
この数字は1988年以来の記録で、就職先が一人につき3.49件あることを指しています。
大学を卒業しなくても雇用先はいくらでもあり、人手不足が加速していることから労働環境の改善に取り組んでいる企業も増えてきました。
つまり、大学を中退した後でも十分に就職できることを表しています。
また、就職にこだわらなくても、別の方法でお金を稼ぐ手段もあります。
それについては別の機会で解説したいと思いますね。
「奨学金を返済できる自信が無い」
奨学金を借りている方におすすめな例文です。
私立大学の学費は400万円を超えますが、私の親の世代である「40代で二人世帯の貯蓄額の中央値」の金額は365万円で学費を下回ります。
自分は「もし卒業しても奨学金を返済できる気がしないから、迷惑をかけるかも知れない。」と伝え、説得に成功しました。
あまり親に言えることではないですが、奨学金の返済がニュースで取り上げられるほど奨学金の事態は深刻ですので、ここはしっかりと伝えると、説得に成功できる確率は上がりますよ。

退学した後について説明すると効果的
上記で解説した「大学に在学することで起きるデメリット」に加えて、退学した後の進路について説明することで、説得が通る確率が高くなります。
その理由は、自分の親に聞いたのですが、大学を退学したいと聞いて最初に思ったのは、今後の進路についてでした。
なので、「大学を退学する理由」と、「退学した後は何をするのか」この2つを説得に使い、疑問を晴らすことで、スムーズに説得が進むと思います。
もし、退学した後何をすればいいのか決まってない場合は、こちらの記事を参考にしてください!
退学の説得でやってはいけないこと
退学の説得でやってはいけないことは、突発的に退学したいことを伝えることです。
自分の子を大学に通わせる親は、経済的な援助や貯蓄の取り崩しなど、色々とやりくりをしていると思います。
そこで「とりあえず辞めたい」と言ってしまうと、今後の生活や家庭にヒビが入る可能性があり、退学どころか今後の活動に影響をあたえます
「大学辞めたい!」と感じたら、即行動することは大切ですが、まずは一旦落ち着いて、説得をスムーズに進めるためにも計画することが大切です。
そのためにも、このページを最後まで読んでださいね!
以上で「親に退学の説得をするときに使える言葉」について解説しました。
「なら最初から入学するな」と言われるかもしれませんが、入学することを決めたのはまだ高校生の頃で、途中で考えが変わってもおかしくありません
退学をすることは悪いイメージをもちますが、臨機応変に行動できていると私は考えています。
次は退学届について解説します。
退学届を貰う

退学届を貰う場所は大学ごとに異なる
大学によって呼び方が異なりますが、総務課に言って退学届を受け取ります。
大学によって学務課、教務課など呼び方は様々ですが、オフィスっぽいところに行けば貰えますよ。
大学によってはその場で面談したり、理由を問われますので、退学したい理由を簡単に答えられるといいでしょう。
異動届も貰う(奨学金を借りている方のみ)
奨学金を借りているなら同時に、「異動願」を受け取りましょう
この書類は奨学金受給停止の手続きをするための書類で、これによって奨学金の借り入れがストップします。
異動届の記入の詳細は別のページで解説しています。
→【大学辞めたい】奨学金停止の手続きと返済の方法についてわかりやすく解説
郵送でしか受け付けない場合があるから注意

大学によっては郵送でしか退学届を受け取れない場合があります。
なのでいきなり教務課に行かず、大学の公式サイトを確認することで二度手間を防ぐことができます。
退学届を貰うことはそこまで難しくはありません。
次は教員との面談について解説します!
担任の教員と退学について相談する

担任の教員のスケジュールを合わせる
スケジュールが空いてない場合は相談の日程が遅れることもあるので、早めに退学したいことを担任の教員に伝えるのをおすすめします。
授業料の支払いは4月と10月が一般的なので、できれば1ヶ月よりも前の段階で予約をいれると安心です。
必要最低限のことだけを話す
担任の教員に何故退学をしたいのかを、面接で詳しく聞かれます。
ここで気をつけることは「必要最低限のことだけを話す」ことが大切です。
理由は退学することを引き止める可能性があるからです。
近年大学の財政が悪化している大学が多く、退学する人が増えると大学の収入の大半を占める学費を確保することが難しくなります。
「就職先どうするの?」
「退学したら学費が無駄になるよ?
など不安を煽られることもあるかもしれません。
ですが、このサイトは大学を中退した後でも豊かな生活を送るための情報を発信しています。
退学した後どう自立するするかを他のページで解説していますので、過度な心配はしないでくださいね!
一番確実なのは、経済的な理由を説明すること

短時間で面談を済ませたいのなら「大学の勉強についていけなくなった」より、「経済的に大学に通うのができなくなった」と一言だけ加えて説明したほうが確実です。
さらに「卒業しても奨学金の返済ができそうにない」など、奨学金関連の理由をつけると効果的です。
勉強面を理由に出すと必ず退学を止められ、学習支援センターをおすすめされたり、授業のレベルを下げられたりするので、時間がかかります。
なので最短ルートを取りたい方は「経済的な理由だけを説明し、必要最低限のこと以外は喋らない」ことが大切です。
次は退学届の記入の仕方について解説します。
退学届に必要事項の記入をして提出

退学届の書き方
記入する項目は大学によりますが「学籍番号」「自分の学部・学科」「住所」「保護者氏名」「退学する理由」が基本的な内容です。
記入することは名前、住所、両親の署名などで、普段の書類と変わりませんが退学する理由を記入する必要があります。
そこには「一身上の都合」とだけ書いていれば基本審査は通ります。
ここで変に「授業のレベルが追いつかない」などを記入することで、返される場合があると総務課の方から説明を聞いたので、書かないでください。
理由は授業のレベルを低くするから考え直してほしい旨の通知が届くみたいです。
間違えないようにまずは鉛筆で記入してくださいね!

退学する理由を問われたら?
もし退学する理由の記入欄が非常に大きかった場合は、記入欄が埋まるほどの理由を記載する必要があります。
そのときのために退学したい理由の分を作成しました
丸パクリOKなので、困ったときはぜひ活用してください!
退学を希望する理由は3つあり、1つ目は経済的に大学に通うことが難しくなり、奨学金を利用しても返済する金額が現実的な額ではないこと、2つ目は大学や授業の雰囲気が個人的に合わず大学生活にストレスを感じること、3つ目は自分のやりたいことを見つけたことです。そのためこの大学を卒業するより、退学したほうが今後の自分にとってプラスに繋がると確信したことから、退学を希望しました。よろしくお願いします。
こんな感じでよろしいでしょうか?
異動届の書き方
異動届は退学届の項目と「奨学生番号」を記入します。
奨学生番号は奨学金の情報が記載された書類(奨学生証、返還誓約書など)で確認してください。
もし奨学生番号や書類がない場合は奨学金支援センターまで電話すると教えてくれますよ。
奨学金支援センター
電話:0570-666-301(ナビダイヤル)
(平日:9時00分~20時00分)
奨学生番号は今後も使いますのでスマホやメモ帳にメモをとっておくと良いですよ!
退学届を提出する!
書類の作成は終わりましたか?
終わったのなら書類に間違いがないかもう一度確認し、学生証と一緒に教務課に提出すればやることは完了です。
以上が退学届を提出するまでの流れでした。
次は補足説明に移ります!

退学届を提出した後について
スカラネット・パーソナルで奨学金の管理
奨学金受給停止の手続きの時に送られてきた貸与奨学金返還確認票で奨学金の返済額を知ることができますが、スマホからでも確認できるスカラネット・パーソナルを利用することをお勧めします。
貸与・給付期間、返還の総額、振込口座が記載されていて、どのくらい借りたか、どれくらい返済しいたかが簡単に分かるので、今後よく使うことになるアプリです
スカラネット・パーソナルはこちら
また、登録して無い方は「奨学生番号」と「銀行の口座番号」を用意すれば登録することが出来ますので、書類を棚にしまう前に登録することでスムーズに奨学金の情報を確認することができます。
退学届を提出して数日後、書類がが届く
退学通知書は数日で届く
退学届を提出したら、数日後に退学通知書、または退学許可通知書が届きます。
この通知が届いたら、何も書類に不備なく退学ができたことになります。
お疲れ様でした!
また、大学によっては事務員の人手が足りないことから届く日数が異なり、通知書が届くまでに一ヶ月かかる場合があることも覚えて置きましょう。
貸与奨学金返還確認票は約一ヶ月後に届く
貸与奨学金返還確認票がとどいたら、問題なく異動届の手続きが済んだことになります。
貸与奨学金返還確認票は「奨学金の返済額」や「返還の条件」などが乗っていますので確認してください。
もし、記入内容に間違いがあったり、変更する必要ができたら下記のリンクからお知らせください。
支払った学費が戻る可能性は無い
残念ながら退学したからといって、支払った学費が戻ってくることはありません。
裁判を起こす方も中にはいますが、そのどれもが裁判の長期化でお互いに何もメリットを受けられないことや、大学側が出廷をもとめてもそれに答えない事例が多く、取引が中止になっています。
訴訟を起こすにも費用がかかりますし、相手は学校法人なのでお金を惜しまずに弁護士を雇って戦いますので、もし訴訟を起こす気があるのなら万全な準備をする必要があります。

手続きは早めに終わらせたい
退学の手続きが長続きし、学期をまたいでしまうとその学期分の授業料を請求されてしまいます。
授業料を払わずに大学を辞めること「退学」ではなく「除籍」として扱われます。
なので除籍について解説します。

新学期を迎える前に手続きを終わらせる
退学届を提出する期限は次の学期までにですので3月・9月末までには提出したいところです。
上記の手続きから余裕をもって1ヶ月前から行動することをおすすめしています。
「消費者契約法」から4月1日まえに退学したいことを伝えたら授業料を払わなくていいですが、訴訟を起こす必要があり、手間が増えてしまいます。
では退学と書籍の違いについて解説します。
退学と除籍の違い
この2つの違いは「退学証明証が発行できるかどうか」です。
退学届は就職先や手続きなどに必要な書類です。
就職先に提出することで学校に属していたことを証明できます。
除籍になるとこの退学証明証が発行できなくなり、今後に影響を受ける場合があります。
除籍を選んだら説明する必要がある
そのため、退学証明証の提出を求められたときは、除籍したことを伝える必要があります。
世間一般からは除籍した方に対して「なにか悪いことをしたのか?」と疑われることになりますが、「学費を払って退学するか、除籍になるか選べと言われたので除籍を選びました」と言えば疑いも晴れます。
また、退学証明証の提出を求められてない時は、無理に除籍したことをアピールする必要はありません。
「除籍しました」ではなく「中退しました」と伝えましょう。
まとめ
というわけで、今回は退学するまでの流れとその詳細について解説しました!
まとめると
- 親への説得
- 退学届を貰う
- 異動届を貰う(奨学金を借りている方のみ)
- 担任の教員と相談する
- 退学届に必要事項の記入をする
- 提出する!
の順番で基本進んでいきます。
退学届を提出した瞬間、一気に肩の荷が降りると同時に、次どうすればいいか分からなくなる方もいるかも知れません。
退学しても自立するためにはやるべきことがまだ残っています。
ですがこのブログは退学から自立までのサポートをしてますので、ぜひ参考にしてくださいね!
以上になります。ありがとうございました!