この記事をまとめると…
- 大学を中退することで、時間やお金、心の安定を確保できる
- デメリットは大卒になれないこと、友達と会える機会が減ること、時間とお金が無駄になることが挙げられる
- 退学するメリットより、卒業することのデメリットの方が大きい
- 自分が中退したのは、落単して留年したからだけど後悔してない
- 大学に入学を決めた時期は高校生なのだから、臨機応変に対応しよう
学生の中で一度でも「大学を辞めたい」と思った方はいませんか
どの程度で辞めたいと思うかは人それぞれですが、中には本当に大学を辞めたほうが良い結果につながる方も存在します
例を挙げると
- 値上がりし続ける学費
- 大学を卒業しても低収入
- 奨学金を払えず自己破産
など、大学を卒業することで起こる問題が存在します
だけれど「本当退学を辞めていいのか?」「退学をすると人生詰みそう」
など、退学に対してマイナスなイメージを持っている方も多いです
そんな人のために、今回は大学を辞めることで得られるメリットについて解説します
この記事を読むことでこれらのことが分かります
- 退学することで得られるメリット・デメリット
- 逆に卒業するにもデメリットが付いてくる
- 自分の実体験について
それでは解説していきましょう!
大学を中退することで得られるメリット

学費として払う予定だったお金を確保できる
退学することで、学費として払う予定だったお金を確保することができます
国立大学なら約200万円、私立大学なら約450万円のお金が卒業するまでに必要です
もし中退すれば、これ以上お金を払わなくて済むので、100万円、人によっては300万円のお金を節約することができます
18歳~20代の時間は非常に貴重です
その貴重な時間を、学費の支払いや奨学金の返済で終えてしまうのはもったいないと思いませんか?
ですが退学することによって、その問題は解決されます
「じゃあ最初から入学するな」という声がありますが、自分は大学に入学することは賛成してます
実際に入学しないとわからない事が多いからです
そして自分には合わないと感じたら、退学するこの柔軟さが大切だと思っています
一時的に自由に使える時間が増える

大学を中退することで、一時的ではありますが自由に使える時間できます
その時間で、普段ではできない時間の過ごし方を楽しむことを私はおすすめしています
ですが「ニートになれよ!」と言っているわけではありません
中退してすぐに就活を始めるのではなく、準備期間を設けないと就職に失敗する確率が高くなるからです
そこで、中退したあとの進路を解説していますので、この空いた時間でぜひ御覧ください
このブログは退学してから自立し、豊かな生活を手に入れるまでのサポートをするブログです
私も全力でサポートしていきますので一緒に頑張りましょう!
ストレスから開放される

退学することで、ストレスから開放されます
24歳以下の人は精神疾患を患いやすいと言われています
朝日新聞EduAによると海外の研究では、精神疾患の人の約75%が20代前半までに発症しています
つまり人生で一番ストレスを感じやすい時期が大学生と重なるのです
特に若者は、年々自殺による死亡率が上昇しています(他の原因が減った理由もある)
大学生活は全て自己責任なので、教員や教授との距離が遠く、孤独感を感じやすいことから、ストレスに繋がりやすい環境とも言えます
自分は、もし大学生活で精神を崩したら、休学ではなく中退することをおすすめしています
もし気になる人がいましたら御覧ください
中退することのデメリットについて

大卒になれないことで起こるデメリット
退学することで、大卒資格を取得できなくなります
そのため、海外ビザの取得が難しくなり、海外へ移住することが難しくなります
大手企業の求人に応募できなくなるという明確なデメリットが存在します
就活に自信がある人や、将来海外で移住する予定がある人は、そのデメリットを直接受けてしまいます
また、大卒資格が無いと、受けられない資格の受験があることもデメリットの一つです
司法試験・国家公務員総合職試験(大卒程度試験)・国会議員政策担当秘書・自衛隊幹部候補生(陸・海・空)・学芸員・米国公認会計士・裁判所職員採用総合職試験(家庭裁判所調査官補、大卒程度区分)・アクチュアリー・警視庁警官(大卒程度試験)・教員・医師・歯科医師・獣医師・薬剤師・認定人間工学専門家・臨床心理士・公認心理師・医学物理士・自衛隊幹部候補生(陸・海・空)・教員
引用:大卒でとれる資格一覧
大学の友達と会える機会が減る

大学の友達と会える機会が減るのも大きなデメリットの一つです
個人の友達ならば、LINEなどのSNSを使えばいいのです
しかしサークルやゼミのメンバーは、大学を中退した人と関わることはありません
人間関係が薄くなることにストレスを感じる方は、ストレスに繋がるでしょう
時間やお金が無駄になる

大学を中退することで、今までにかけていたお金や時間が無駄になります
ですが人間に心理には、今までにかけた労力やお金を無駄にしたくないあまり、間違えた選択を選び続けてしまうことがあります
サンクコスト効果と呼ばれ、合理的な判断ができなくなるのです
パチンコで例えると、「ずっと外れているけど、これほどのお金を使っているからもう少しで当たる」と思ってしまい、引き際を忘れてお金が尽きるまでやってしまうことが挙げられます
以上が中退するデメリットです
しかし大学を卒業することにもデメリットが付いてきます
今は卒業するメリットが薄くなっている

大卒の価値の低下と学歴フィルター
「とりあえず大卒になって就職の幅を広げるために大学に入る」という考えをよく聞きますが、その考えはあまり効率的ではありません
なぜなら学歴フィルターの存在があるからです
「大卒資格の有無」ではなく、「どの大学を卒業したか」が評価されてます
その理由は学生の人数の増加で、学生のレベルが平均的に下がっているからです
つまり、上記の理由で大学に行くのなら、卒業するだけではなく、就活を有利に進める対策が必要です
他にも大卒になることで、いくつかの利点が得られます
- 海外ビザの取得が容易になる
- 大卒が条件の資格に応募できる
- 資格の取得条件が優しくなる
しかし、海外ビザの取得や、大卒が条件の難関資格に挑戦する人は非常に少ないです
そこも大卒の価値の低下に繋がっています
司法試験・国家公務員総合職試験(大卒程度試験)・国会議員政策担当秘書・自衛隊幹部候補生(陸・海・空)・学芸員・米国公認会計士・裁判所職員採用総合職試験(家庭裁判所調査官補、大卒程度区分)・アクチュアリー・警視庁警官(大卒程度試験)・教員・医師・歯科医師・獣医師・薬剤師・認定人間工学専門家・臨床心理士・公認心理師・医学物理士・自衛隊幹部候補生(陸・海・空)・教員
引用:大卒でとれる資格一覧
以上をまとめると、「資格の取得条件が優しくなる」以外にメリットは薄いことがわかると思います
「大卒は高卒と比べると年収が高い」と聞きますが、それは東大レベルの上位大学も含まれることが関係します
実際には「同じ大卒でも、卒業する大学によって年収は大きく開く」が正解です

奨学金を返済できないことが社会問題になっている

近年、奨学金を返済できないことが社会問題になっています
朝日新聞デジタルによりますと、自殺者の動機の統計が見直され、「奨学金の返済苦」が加っていることが分かりました
他にも東洋経済オンラインでは、奨学金の返済が結婚や出産できない理由に繋がるなどのニュースを発信してます
そのことから、確実の奨学金の問題が徐々に大きくなっていることが分かります
なぜこのような問題が起きているかというと、大卒になっても、奨学金を楽に返済できる職場に就職できない人の増加が挙げられます
たとえば、文科省によると、大学生の人数は300万人に増加していて、私立大学の割合も増加しています
つまり、レベルの低い大学の増加が原因です
また、専門学校の学生と就職先が同じなのに大学で学んでしまうことで、奨学金の返済額が大きくなることも関係してます

大学で出来ることは、退学してからもできてしまう
SNSの発達により、大学でしかできないことは年々無くなっています
- 講義、勉強はYoutube、書籍、セミナーなど
- 大卒資格の取得は通信制大学で100万円で可能
- 出会いの場ならSNS、オフ会、マチアプ
- 就職は学歴フィルターでほとんどの大学は淘汰
- 専門分野に就職するなら専門学校の方が学費安い
特にレベルの低いFラン大学の場合だと、それは顕著に現れます
教科書をひたすら読む授業や、レベルが低く、独学のほうが効率のいい授業などなど
逆に大学でしかできないことを上げると
- 大規模な実験
- 教授との密接なコミュニケーション
この2つが挙げられます
つまり就活に成功できるかが判断の鍵

大学を中退するべきか判断するためには、「通っている大学を卒業することでプラスに働くか」を考えることが大切になります
- 大学の学費は高すぎないか
- 自分の大学が就活でアピールできるか
- この大学にしかできないものはあるか
- なんで自分は大学に通っているのか
確かに大学を中退することで、確かに大学を中退することでダメージを受けることももちろんあります
しかし、この大学を卒業する必要があるかを見極め、必要ないと思えば退学する臨機応変さとフットワークの軽さは必要です
退学したあとの進路についてはこちらから解説してますのでぜひどうぞ
自分の経験談について

自分の大学生活について簡潔にまとめると
当時、自分が高校生の頃は大学に入学したらなんとかなる風潮が流れていました
大学の魅力的なキャッチコピーやOCの雰囲気から、この大学に入学すればきっと楽しいに違いないと思い、入学したのが理由です
しかし最初の授業で、教員から言われたことは「英語を使って友達を作りましょう」でした
他の授業も、「教科書をただ読むだけの授業」や「外国語の教科書をひたすら進める授業」など、わざわざ大学に行かなくても独学で出来る中身でした
自分の大学はサークルが活発だったわけでもなく、勉強をするでもない。
そんな大学生活を続けていました
なぜ大学を中退したのか

そのなかでも自分は授業の成績が悪く、ほぼFラン大学なのに授業に追いつくための勉強を毎日続けてました
文系なのになんで授業についていけなくなったかと言われたら、モチベーションの低下と、学生生活が肌に合わなかったのかなと思っています
また奨学金を借りていたので、バイト週4でしてました
そのため一日のスケジュールはこんな感じです
0630~0730 朝ごはん
0730~0900 通学
0900~1210 午前の講義
1210~1310 昼ごはん
1310~1630 午後の講義
1630~1800 夕食、バイト先へ
1800~2200 バイト
2200~2300 帰宅
2300~2400 夜食
土日は完全にフリーとはいえ、学生の割に結構忙しくないですか?
勉強を覚えたいけど体が拒んでしまう、通学したいけど過敏性腸炎になり、通学に間に合わなくなってしまう
そして単位が足りなくなり留年が確定してしまいました
外国の教授「キミ!リシュウトウロク?間違っているよ!教室違うヨ!」
わたくし「え、じゃあ落単確定ですか…?」
外国の教授「ダイジョウブ!ダイジョウブ!このまま授業に来ていいヨ!」
わたくし「大丈夫なら良かった…」
そして無事、必修科目を落単しました…!
反省点を考えると…
- まず教室を間違えたこと
- 務課に行って確認取らなかったこと
この2つが悪かったです…
つまり、本来なら必修科目は2年連続で落単したら留年が確定します
私の場合は、履修登録の教室を間違えたことと、過敏性腸症候群でまともに通学できなかったこと
この2つが重なり留年が確定してしまったのです
留年すると、奨学金は停止します
そのため、経済的にも退学する必要があり、退学した感じです
親には「留年して奨学金が止まった。迷惑かけるから退学したい」と言いました
これは辛かったな。
中退したあとは何やっているの?

退学したあとは一年の間ニートをやってました
学費は奨学金から出すのではなく、親のお金から出していたため、手元には使っていない奨学金がありました
その奨学金でやったことは運転免許の取得と、林業就業支援講習に行きました
そしてそのまま林業に就職しようとしたところ、「チェーンソーなどの装備はほとんど実費で、初期費用掛めちゃ掛かかるけど大丈夫?」と言われ断念
現在は寮付きの仕事で家賃を節約しつつ生活して4年経とうとしています(現25歳)
大学を中退した時期は2年生が終わる頃に辞めたので、奨学金の返済は予定の半分になり、2年で完済できました
中退することが決まったときは、自分に絶望しました。はい。
でも今はのんびりと生活できているので、本当に良かったと思います
もし中退してなかったらどうなっていたか

もしこのまま無理に大学を続けていたらどうなっていたでしょうか?
- 留年したことにより、学費の出費が120万円増える
- 授業もついていけなかったので、身にならない
- 授業で精一杯、就活に失敗する可能性大
- 奨学金の返済に追われる
これは誇張抜きで言ってます
留年したあと卒業し、現在の職業に就職しても、返済には4年掛かります
そのため、自分は大学を中退して本当に良かったと思ってます
一度退学を検討してはどうでしょうか…?

もちろん強制するつもりは無い
ここで改めて提案しますが、大学の中退を検討してみませんか…?
中退することを強制するつもりは全くありません
ですが、退学することを提案する理由として
- 大学は学生のためではなく、天下り先として存在すること
- 増税や値上げでいよいよ家計が苦しくなること
- 大学を卒業しても年収が上がる見込みが薄い大学が多いこと
などから、大学を卒業することはリスクに繋がると思っています
現在、大学の数は807校まで増えてます
ですが、その大学のほとんど学費と見合わない、モラトリアムでしか機能を持たない大学しかありません

モラトリアムのためになら大学に行かなくてもモラトリアムになる
行く必要がないと感じたら、早めに見切りをつけ退学する
この臨機応変さが大切です
大学に入学することを決めたのはまだ高校生の時
私は退学しましたが友達は退学せず、留年した後卒業しましたが就活に失敗し、親に奨学金を払わせてニートになっています
もちろんその友達にも責任はあります
ですが、その大学に入学することを決めたのは、18歳の高校生の頃です
まだ精神的にも未熟な18歳で、正解の進路を選ぶことは不可能だと思いませんか?
大学に入学したからこそ理解できたこと、感じ取ったこともあるはずです
なのでこのタイミングで退学し、新たな進路を目指すことも賢い選択肢だと思うのです
就職以外にもお金を稼ぐ方法はある
大学を辞めても就職先はたくさんあります
- 非常に安定している公務員
- 効率よく奨学金の返済ができる期間工
- 好きなことを仕事に出来る副業フリーランス
などがあげられ、上記の3つは学歴を必要としません
これはただの一例で、大学を中退した方でも働ける職業を別の記事で紹介しています
「大学辞めたい」でも「退学したら人生終わり」など悲観的にならず、退学した後このブログで勉強して、豊かな生活を送りませんか?

まとめ
今回は退学することで得られるメリットを自分の体験も付けて解説しました
どちらかというと、退学するメリットよりも、卒業するデメリットに焦点を当てました
でもいきなり中退を勧められても何から始めればいいのかわからないですよね
そのような方に、退学してから自立するまでのロードマップを用意しましたので、気になる方はぜひご覧ください!
ありがとうございました!