大学の問題点について

【対処法あり】Fラン大学で専門的な資格を学びに行く意味は無い

こんにちは!大学中退完全マニュアルのうちだです!

現在皆さんは、大学で資格の勉強をしていませんか?

  • 介護福祉士
  • 作業療法士
  • 保育士
  • 助産師
  • 栄養士などなど

もしそのような方は、大学から専門学校に編入することで、約100万円、場合によっては300万円もの学費を節約できます!

なぜなら資格の取得を目的にした大学は、受験の難易度も低く、誰にでも受かりやすいので、Fラン大学とも言われています…。

そのような大学は、学費が非常に高い私立大学しかありません…。

学費の高い大学から離れ、学費の安い専門学校に編入することで、学費の節約ができます。

今回は、そのままFラン大学で勉強することのメリット・デメリットを解説していくと共に、実際に編入する方法や、編入の注意点について解説したいと思います!

Fラン大学で勉強する意味は無い

Fラン大学で勉強する意味は無い

理由は大きく分けると3つあります。

  1. 学費が高すぎるから
  2. 卒業するまで時間が掛かるから
  3. 専門学校と比べ効率が悪いから

それでは詳しく説明します。

学費が高すぎるから

今回は一例として作業療法士を取得できるコースで比較してみましょう。

文京学院大学は学費の合計が6,840,560円
東京YMCA医療福祉専門学校合計4,723,000円

引用
学費・奨学金について(文京学院大学)
学費について(東京YMCA医療福祉専門学校)

学費の差は2,117,560円となっていて、非常に大きな差があることが分かります。

さらに作業療養士の資格を取得する以上、就職先は専門学校卒の方とほぼ同じ場所です。

そのため、Fラン大学を卒業しても専門学校の生徒より就活やキャリアが有利になることはありません

引用:令和2年度学生生活調査・高等専門学校生生活調査・専修学校生生活調査

また「はり師・きゅう師」を取得できる大学と専門学校を比較するとこのようになりました。

文京学院大学の場合学費の合計が7,020,000円
東京YMCA医療福祉専門学校だと4,043,000円

その差額は約300万円も開いていることが分かります。

50代の2人以上世帯の平均貯蓄額で350万円なことを考えると、300万円の重さがわかり易くないですか?


引用
学生納付金 | 学生納付金・奨学金 | 入学者選抜(入試)情報 | 帝京平成大学(thu.ac.jp)
募集学科・出願資格・学費|専門学校 首都医校(東京) (iko.ac.jp) 
20代、30代、40代、50代など年代別の平均貯金額は?人生に必要なお金を解説

卒業するまで時間がかかるから

卒業するまで時間がかかるから

文京学院大学は4年間で卒業できますが、東京YMCA医療福祉専門学校の場合だと3年間で卒業できます。

1年間多く勉強して卒業できることに、デメリットを感じない人の方が多いのでは無いでしょうか?

ですが、働く期間が1年遅れることでこのようなデメリットを受けてしまいます。

  1. 経験を積む時期が遅れる
  2. 生涯年収に1年分の差が開く

年が下の先輩に業務を教えて貰うことになるほか、1年分の給料が貰えなくなります。

上記の学費の差と、1年分の給料が貰えなくなることで、人にもよりますが、約250万円の損失が発生してしまいます…。

逆に専門学校を卒業することで、上記とは逆のメリットを受けることができると言えるでしょう。

専門学校と比べ効率が悪いから

専門学校と比べ効率が悪いから

なぜ大学での勉強は、効率が悪くなるのかというと、大学のカリキュラムの特徴が資格の勉強と相性が悪いからです。

単位制である以上、大学のカリキュラムによっては学科には関係ない講義や必要のない資格を取得する必要があります。

例えば他の学部の講義を受ける必要があったり、取得しても就職には効果のない資格(ITパスワード・MOSなど)の勉強をさせられる場合があるのです。

いらない資格の詳細は下で詳しく説明しています。

このように、大学で学ぶことで1年間余裕を持って勉強できますが、実際は直接的に就職と関係のない勉強で時間を潰されます。

さらに専門学校と比べて大学は卒論を書く必要があり、そのため約3ヶ月~半年の時間が必要になるので単純に1年勉強できる時間が増えるわけでは無いことも把握しましょう。

補足①無駄な資格を勉強するかも

大学のHPをみると「この学部で取得を見込める資格一覧」という欄があります。

その資格を取得しても、就活ではほとんど役に立たない可能性があります。

  1. ITパスワード
  2. マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
  3. ファイナンシャルプランナー
  4. キャリアコンサルタントなどなど

大学の公式サイトでアピールできるからです。

次は補足として、流行っているけど実際はほとんど使えない資格についてここで詳しく解説したいと思います。

補足②使えない資格は非常に多い

例えば、必要以上に高額な教材を買う必要がある場合や、合格後に資格の維持費(会員費)を払う必要がある場合は注意してください。

なぜならそのような資格は、民間が運営している場合が多く、実用ではなく利益を優先している場合があるからです。

  • キャリア・コンサルタント
  • 児童英語教師
  • チャイルドマインダー
  • 野菜ソムリエ
  • MOS
  • ITパスポート
  • 介護事務
  • 介護助手
  • 歯科助手
  • 健康管理士
  • 防災士
  • アスリートフードマイスターなどなど

例外はもちろんあり、例えば公認会計士は年会費12万円を払う必要がありますが、この資格は使い道の非常にある資格です。

ですが3000種類以上ある資格の中でも、公認会計士のような使える資格は少ないので、覚えておいてください。

テレビの番組や広告など、民間資格に興味を持たせるコンテンツが多いので注意が必要です

補足③事前に調べることが大切

資格の中には名称が似ているだけで中身は全く違う場合があるので、名前だけで資格を決めるのは辞めましょう。

「看護師」と「准看護師」を例にすると…

「看護師」は高校卒業程度の難易度で自らの判断で業務ができることに対し、「准看護師」は中卒程度の難易度で、看護師の判断・指示がなければ業務をすることすら出来ません。

つまり、看護師の雑用係としての扱いを受ける場合が多いです…。

このように、資格の名前は似ていますが、扱いなどが大きく変わるので、一度自分で調べることをおすすめします。

私からはこのサイトで調べることをおすすめしています

本当に役立つ資格と全く役立たない資格

ここまで「Fラン大学で勉強する意味が無いことの理由」を解説しました。

次は大学で学ぶことのメリットについて解説します。

Fラン大学で資格を学ぶメリット

ここまでFラン大学で資格を取得することのデメリットについて解説しましたが、大学で学ぶことで得られるメリットも存在します

時間をかけて勉強できる

時間をかけて勉強できる

大学は4年制なので専門学校と比べて講義や勉強に時間をかけるため、試験に合格する確率が上がります。

他にも専門学校と比べ、夏季休暇や冬季休暇で比較的自由に勉強できるのも大きな利点です。

全く関係ない分野の勉強する可能性があることや、卒論の提出などで、資格の勉強の効率は落ちますが、余裕を持って勉強できるのは大学のメリットです。

大卒資格を取得できる

大卒資格を取得できる

Fラン大学でも卒業することで、資格を取得するついでに大卒資格も取得できます。

大卒資格を取得することでこのようなメリットが得られます。

  1. 海外の就労VISAの取得が楽になる
  2. クレジットカードの審査が通りやすくなる
  3. 他の職種での就職が望める
  4. 生涯賃金が上がる(?)

大卒になることで得られるメリットを並べると、このようになります。

特に、大卒と高卒では生涯年収5000万円以上の差が開くので、それだけでも大卒になる価値は大いにあるでしょう…。

と、言いたいところですが、すべてに突っ込みどころが多いのが私の正直な意見です。

詳細は次に解説します。

基本給が若干高くなる

大学を卒業したことにより、基本給が1万円ほど高くなる場合がある。

試しに公務員である自衛官と比較してみます。

学歴給料
高卒184,300円
大卒193,900円

その差は8400円の差があります。

次は警察官の場合で比較します。

学歴給料
高卒199,898円
大卒235,562円

警察官だと、大卒と高卒では約35000円の差が生まれました。

引用
自衛官候補生
警察官(地方公務員)の平均年収はどれくらい?退職金やボーナスなども解説

このように、大卒になることで初任給が大きく広がることが一番のメリットになります。

と、他のサイトではこのように説明していることが多いですが、すみません…。

ここでも突っ込みたい部分が存在するのです。

なので、これらの突っ込みたいポイントは、次の項目の「資格を学ぶデメリット」で解説しますね!

資格を学ぶデメリット

やはり私立大学の学費は高い

大学で学ぶことのデメリットは、やはり、専門学校と比べ学費が高額になることです。

上記でも解説しましたが、入学する難易度が非常に低いFラン大学は私立大学しかありません。

大学と専門学校の学費を比べると、大きくて300万円以上の差が付いている場合もあります。

50代の平均貯蓄額は350万円で、もし私立大学の学費を全て奨学金で支払っていて、平均的な生活を送る場合、約45歳までは貯金できないことを表しています。

これはあえて極端な例えをしましたが、300万円という金額は非常に大きい金額なのです。

大卒資格に価値はそれほど無い

大卒資格のメリットをもう一度見てみましょう。

  1. 海外の就労VISAの取得が楽になる
  2. クレジットカードの審査が通りやすくなる
  3. 就職の幅が広がる
  4. 生涯賃金が上がる

これらは全てメリットのように見えますが、実は微々たるメリットなのです。

一つ一つ解説していきますね。

海外の就労VISAの取得が楽になる?

確かに就労VISAの取得は格段と楽になります。

しかし、もともと海外で働こうとする人が少ないことや、英語力が高い人がそこまで多くないのが現状。

資格取った後、わざわざ海外で働く人が少ないということです。

クレジットカードの審査が通りやすくなる?

通りやすくなるが、学生なら全てのカードの審査に落ちることは無い。

また、プラチナカードなどのランクの高いカードは、「大卒か高卒か」よりも、就職先によって決まる。

就職の幅が広がる

資格を取得した後、別の業種に就職する人が少ない。

生涯賃金が上がる?

生涯賃金は「大卒か高卒か」ではなく、就職先の年収で決まる。

また、個人事業主として働く業種の人は、大卒でも給料は上がらない。

このように、大卒のメリットは、自分に置かれている状況によって、「メリットを受けられる人と、受けられない人」で大きく分かれます。

特に専門学校で学べる資格を大学で学んでいる人は、この傾向が強いのです。

基本給は高くなるが…。

確かに大卒になることで基本給は高くなります。しかし…

  1. 大学は学費が高い
  2. 卒業が送れた分の機会が減る
  3. 学費の元を取るのに時間がかかる

この3つが前提にあります。

今回は、保育士になることを前提で、解説したいと思います。

大学は学費が高い

例えば大学で保育士を目指す場合、約450万円の学費が掛かります。

一方、專門学校に通う場合は、250万円の学費が掛かり、200万円の金額の差が生まれます。

卒業が送れた分の機会が減る

専門学校で学ぶ期間は2年に対し、大学の場合は4年。

つまり、2年分の給料が得られなくなることを指します。

高卒の場合の初任給の平均は16.5万円と言われています。

よって、16.5万円 × 12ヶ月 × 2年間で…

396万円の給料が得られなくなることが分かりました。

費の元を取るのに時間がかかる

そして大卒の初任給は20万円と言われているので、高卒と比べ、3.5万円ほどの給料が高くなります。

そのことから、大学の学費分の250万円と、得られなくなった給料396万円をあわせた646万円分の元を取るのに必要な時間は

646万円 ÷ 3.5万円 ÷ 12ヶ月から計算し、約15.3年分の時間が必要です。

場合によって給料が上がらない

しかしこれは、「保育士」を目指し、かつ大卒と高卒を区別して考える公立保育園に就職できた場合のみ、適応される考え方です。

特に個人事業主として働く可能性が高い「整体士」などの職業や、国立・公立が募集していない求人では、高卒、大卒ではなく、個人の技術によって給料が変わります。

よく「大卒になれば生涯年収上がるからFラン大学に入学する」という人も増えています。

しかしこのことから、大卒になれば給料が上がるという考え方は、一部間違っていると私は主張します。

資格をFラン大学で学ぶ意味は無い

以上が、Fラン大学で学ぶ意味は無い理由と、他のページでよく解説されているメリットの反論でした。

最近は大学に行くべきという風潮が、昔と比べて強くなっています。

大学に入学すると決めたのは、まだ18歳の未成年です。

自分もそうでしたが、周りがFラン大学に入学するから、自分も入学するのではなく、しっかりメリット・デメリットや学費・経済面を把握し、自分の意志で入学することが大切になると思います。

なぜなら学費が高いからね。

ならどうすれば良いのか?

ならどうすれば良いのか?

ここからは、実際にFラン大学で専門的な資格の勉強をしている場合、どうすれば良いのかを解説します。

就活に力を入る

ここで取り上げた問題は、全て金銭面での問題でした。

ならば、他の人よりも多くのお金を稼げるように努力するのも1つの方法です。

自分の勉強している資格と相性の良い資格を取得することや、いい就職に就職できるように意識して、普段の講義を受けるでも効果はあります。

ですが、専門学校や大学で学べる資格は、給料が上がりにくいのが現状です。

そのため、私はもう一つの方法に取り組んでみることをおすすめします。

それが、「編入の検討」です。

編入を検討する

編入することで、本来大学に払うはずだった学費を節約できます。

編入する時期によって節約できる金額は大きく変わりますが、もし学費の高い私立大学から、学費の安い専門学校に編入できた場合、100~200万円もの節約も可能です。

この金額を利用して、新生活の費用や自分のハマっている趣味などに当てることができます。

大卒・高卒でも初任給が上る可能性があるとはいえ、資格によっては就職先はほとんど変わりません。

ここまで記事を読んでくださった機に、実際に大学から専門学校への編入を検討してみてはいかがでしょうか?

編入する専門学校を探す方法

専門学校を探すには2つの手順を踏む必要があります。

専門学校学費ナビで検索する

専門学校学費ナビというサイトでは、専門学校を「地域」「学びたい分野」だけではなく、「学費の安さ」から絞ることができる唯一のサイトです。

そこから自分にぴったりな条件で探すと、すぐに良い専門学校が見つかります。

専門学校と大学の学費を比較すると、どの資格も約100万円~200万円ほどの金額の差が出てくると思います。

学費の低い専門学校を検索する方法①
学費の低い専門学校を検索する方法②
学費の低い専門学校を検索する方法③
学費の低い専門学校を検索する方法④

ですが大学を検索するだけではまだ足りません。

編入できるかそうでないかを確認する必要があります。

電話で編入できるか確かめる

そこで電話で実際に編入ができるのかを確認します。

  • 編入するための枠を設けているのか
  • 編入するなら何年生になるのか
  • 初期費用

この3つを聞いて条件が満たせたら、編入の手続きするということになります。

編入の手続きは、学校によって異なりますので、各学校のHPや、担当の方を参考に進めてください。

編入できない場合があることには注意

ここでの注意点は、単位を引き継いでの編入ができない場合が多いことが見込まれることです。

その理由は、大学は1~2年までは教養学科として勉強することが多く、専門学校は入学してすぐに専門的な勉強をする都合上、単位を引き継いでの編入ができない可能性が高いです

ですがHP上では確認しにくいため、まずは電話で受け付けている学校がほとんどなので、質問することをおすすめします!

まとめ

以上で解説を全て終えました。

ここまでの解説をまとめます。

  1. Fラン大学で資格の勉強をする意味はない
  2. Fラン大学でのメリットは学費と見合わない
  3. しかし編入することで対応できる

大学は本来学問を追求するところでしたが、資格取得をメインとするFラン大学も増えているのが現状…。

日本ではそのような大学が多く、その数は800校を超え、これは他の国を比較すると、非常に飽和している状態です。

また、学費も年々上昇していることや、度重なる増税などで、とりあえずで大学に入学してしまうと、後に後悔に繋がります。

自分は大学を中退したことで奨学金が抑えられ、2年で200万円の返済に成功しました。

ですが私の友達は大学卒業後、就活に失敗し、奨学金の返済を全て親に肩代わりさせてます。

特に奨学金を利用して、Fラン大学で勉強することは確実にリスクに繋がります。

このように奨学金で苦しむ人を増やしたくありません。

そのため、この記事を参考にし、実際に編入して学費を節約してほしいなと思ってます。

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